JP Circularity in the Built Environment 2025

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本白書の分析では、 アジア太平洋地域、 ヨーロッパ、 北米では 2030 年までに現在の建築ス ト ッ クを毎年 3% 改修する必要がある と見込んでいる。これは、 アジア太平洋地域で約 4,000 万棟、ヨーロッパで 800 万棟 、北米で 500 万棟に相当する 。ラテン アメリカ、 中 東とアフリカで は 2030 年まで にそれ ぞれ毎年 2.3% の改修が見込まれている。 すなわち、 それぞれ約 400 万棟、700 万棟の建物が対象に なる。 改修事業に必要な建築資材量が最も多いと予測さ れるのはアジア太平洋地域であ り 、2023 年から 2050 年までに約 250 億 ト ンが必要になる見込みで ある。ヨーロッパでは同期間に、約 50 億 ト ンの建 築資材が必要になる と予測される。さ らに、建築資材市場のセグメン ト別の潜在的規模 を示す(図 4) 。2050 年までに、改修事業用建築 資材市場は約 2.3 兆円に達する と予測。改修事業 では、建築資材の一部は除去されて新しいものに 置き換わる。しかし、大半の建築資材はそのままの 状態で残す 。本分析で用いたモデルでは、除去さ れた建築資材のう ち約 50% の再利用またはリサイ クルが可能であ り 、廃材の大幅な削減が期待でき る。残りの 50% は埋め立て処分される見込みであ るが、2050 年になる頃までには約 6,000 億米ドル 相当の建築資材が埋め立て処分をまぬがれ、再循 環を行うことになると考えられる。 このよ うな資材の転用は、環境的価値の創出に加 え、サーキュ ラー・エコノ ミーにおける重要な経済 的機会をもたらすものである。IEAネ ッ ト ゼロ目標達成に向け、 2050年時点で改修用事業に必要な建築資材 (重量ベース : ト ン) 図 3 2050年に必要となる 建築資材100% 石膏ボード 石材 グラスファイバー スプレーフォーム 粘土タイル ファイバーセメント 発泡板 セルロースその他 ガラス 平鋼 コンクリート (タイルを含む) 木材 ミネラルウール アルミニウム レンガ プラスチック (PVC*を含む) 出典:マッキンゼーによる分析注記:* ポリ塩化ビニル 建造環境におけるサーキュラリティ : 改修事業の新たな可能性を切り拓く 11
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