JP Circularity in the Built Environment 2025
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循環型改修事業の世界的導入状況 (地域別) 図 6
相対的成熟度 高 低北米
•インセンティブ・プログラムを設立
(例 : 「RetrofitNY」 )
•リバ ース・ロジスティクス
( 例:ビルディング ・ マテリアルズ ・ リユース ・
アソシエーション (建物資材再利用協会) )
•ただし、使用済み廃材の最終処理にかかる
費用負担 について、 統一のとれた仕組みが
整っていない中~高欧州
•成熟した 循環型設計原則
(例 : 分解に配慮した設計)
•高度な回収プログラム と物流( 例:不 要 物 を
都市から 「掘り出し」 使える資材を 「回収」 する
拠点である アーバン ・マイニング ・ハブ )
•循環型の取り組みを促進する 専門研修
プログラム高アジア太平洋
•サーキュラリティを支えるロジスティクス
ネットワーク を急ピッチで改善中
(例 : 中国のサーキュラーエコノミー特区)
•改修事業におけるサーキュラリティを推進する
革新的な設計慣行の台頭
(例: 日本のモジュラー建築)中
ラテンアメリカ
•分断したサプライチェーン
(例 : 地域限定のリサイクル活動への協力)
•設計の段階的採用 (例 : その土地の気候特性
を活かし、 快適な環境を構築する 「バイオクラ
イマティック建築」 )
•循環型取り組みについての新たな専門知識
(例 : 大学のパートナーシップ)低アフリカ
•循環型改修事業を普及させる 金銭的
インセンティブが限定的
•最新テク ノロジーへのアクセスが限定的
(例 : 基本的な資材追跡システム)
•循環型設計は初期段階 ( 例:グ リ ー ン・
ビルディング ・ プロジェクトのパイロット運用)低中東
•埋め立て処理転換に向けた継続的努力
(例 : 廃棄物焼却発電所)
•アラブ首長国連邦 (UAE) で サーキュラー・
エコノミー・カウンシル が発足
•ただし、廃材分別義務化の普及および
廃材コストの国際化が不十分中
出典:マッキンゼーによる分析
ヨーロッパは一般に、サーキュ ラ リテ ィ のフロン ト ラ
ンナーである。その理由は、設計原則導入の十分な
普及、洗練された回収プログラム、および専門的な
人材育成が進んでいるからである。また、建築ス ト ッ
クが老朽化(建物の約 35% が築 50 年以上の物件 )24
しているため、EU では厳格なエネルギー効率基準や廃棄物管理基準を導入し、循環型建築資材がよ り
スムーズに統合できる環境を整えている。例えば、
欧 州 委 員 会 の 「リノ ベ ー ション・ ウェーブ (リノ ベ ー ショ
ンの波) 」戦略では 2030 年までに 3,500 万棟の物件
の改修を目指しており 、リサイ クルや持続可能な資
材の活用を最重視している25。
建造環境におけるサーキュラリティ : 改修事業の新たな可能性を切り拓く
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